2026年10月16日、名古屋味噌醤油工業協同組合は、金城学院大学 生活環境学部 食環境栄養学科の3年生33名を対象に、名古屋の味噌・醤油文化を紹介する授業を行いました。
授業では、組合が制作した教育冊子『名古屋味噌醤油読本』を使用。名古屋の食文化を支えてきた豆味噌・たまり・白みそ・白醤油について、その特徴や歴史、料理での使い方を紹介するとともに、実際に調理して味わう実習にも取り組みました。
三つの麹から生まれる、名古屋の四つの味
名古屋には、豆麹から生まれる豆味噌とたまり、米麹から生まれる白みそ、小麦を主体とした麦麹から生まれる白醤油という、四つの特徴的な調味料があります。
授業の前半では、それぞれの原料や製法の違いを紹介するとともに、城下町や宿場町として発展した名古屋の歴史と、地域の食文化との関わりについてお話ししました。
普段何気なく口にしている名古屋の味が、地域の歴史や暮らしの中で育まれてきたことを伝えました。
だしと調味料の組み合わせを体験
授業の後半では、白醤油や白みそを使った汁物の調理実習を行いました。
だしの種類と調味料の組み合わせを変えながら、味や香りがどのように変化するのかを比較します。
今回は食環境栄養学科の3年生を対象とした授業で、実習では調味料の計量から調理まで、スムーズに作業が進みました。


自分の舌で確かめる、名古屋の味
調理した汁物は、紙コップに少量ずつ取り分けて試飲しました。
だしと調味料の組み合わせによって生まれる味わいの違いを、実際に飲み比べながら確かめます。
調味料そのものの特徴を知るだけでなく、料理の中でどのように味が生かされるのかを考える機会となりました。

地域の食文化を、未来の食につなぐ
管理栄養士は、食や栄養に関する知識を伝え、人々の健康や食生活を支える仕事です。
その専門知識に加え、地域で受け継がれてきた食材や調味料、その背景にある文化を知ることも、食の豊かさを伝えるうえで大切だと私たちは考えています。
今回の授業を通して学んだ名古屋の四つの味が、皆さんのこれからの学びや、将来の仕事の中で生かされることを願っています。
名古屋味噌醤油工業協同組合では、これからも地域の食文化を次世代へとつなぐ活動を続けてまいります。

